中古車購入時の自社ローンの審査で見られているポイントとは?
中古車を購入するときには自社ローンの利用ができますが、審査の際には何を見られているのか気になる人も多いのではないでしょうか。この記事では、自社ローンの審査で見られているポイントと、審査を通過するためのポイントについて紹介します。自社ローンを組む際の注意点もお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
中古車購入時の自社ローンの審査で見られているポイント
自社ローンとは、中古車販売店で提供されているシステムです。自社ローンの審査ではどのようなことを見られているのか知らない人も多いかもしれません。審査で見られているポイントについて詳しく紹介します。
個人の属性情報
年齢や年収、家族構成などの属性情報がチェックされます。自社ローンを組むには一定期間の勤続年数が経過している必要があります。安定した収入があり返済する能力があるのかどうかが特に見られているポイントです。年収は200万円以上、年齢は65歳以下であることが目安とされています。
他での借入状況
他社でも借り入れを行っているのかどうかをチェックされます。借り入れがある場合には、その金額を考慮して判断するのです。借り入れがあるからといって審査に落ちるという訳ではありませんので、必ず嘘のない申告をしましょう。携帯電話料金の分割払い、クレジットカードのリボ払いなども審査基準の対象になります。
金融機関でのトラブルがないか
過去に金融機関でトラブルを起こしていないのかチェックされます。自己破産や返済を滞納した過去があると不利になります。またトラブルを起こすのではないかと疑われてしまうからです。情報は5年程度記録されていますので、トラブルがなかったのか確認が必要です。
自社ローンの審査を通過するためには?
自社ローンの審査を通しやすくするにはどうしたらよいのでしょうか。審査を通過するポイントについて紹介します。
収入とのバランスを考慮する
ローンの返済額と、車を購入する人の年収が見合っているのかが重要です。ご自身の収入にあった車選びをすると審査に通りやすくなるでしょう。販売店によって判断基準は異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
頭金を用意しておく
頭金としてまとまった資金が用意できていると審査に通りやすくなります。頭金が用意されていれば、収入が少ない場合でも借入額を下げられるからです。そして、月々の返済額もある程度下げられるので、継続して支払えることが見込めるのです。資金に余裕がある場合は、頭金を増やすことを検討してみるとよいでしょう。
保証人を立てる
保証人を立てると審査に通りやすくなります。収入が少ない人や、非正規雇用の人などは保証人を立てるとよいでしょう。保証人を立てるには、年齢や年収などをチェックされます。代わりに返済義務を負ってくれる人に依頼しましょう。一般的に保証人は、両親や配偶者に依頼する人が多いようです。
自社ローンの注意点をチェック!
自社ローンを利用するには注意しなくてはいけない点があるため、事前に把握しておきましょう。
まず1つ目は、自社ローンには手数料や保証料が必要になる可能性があることです。金利は0%になる場合が多いのですが、10%程度の保証料がかかる場合があります。そのため、購入する車の金額によっては銀行などでローンを組むよりも負担が大きくなってしまうことも考えられるのです。
保証人がいなくても借り入れができたり、頭金なしでもよかったりする場合もあります。しかし、その分余計にお金を払わなくてはいけなくなるケースもあります。保証料や手数料は販売店によって異なります。スムーズに手続きを行うためには、事前に販売店に確認しておくとことをおすすめします。
もう1つ注意しておきたいのが、初期費用と維持費用についてです。人によっては、審査に通すために無理して頭金の金額を増やしてしまうということも考えられます。しかし、車を購入すると同時に保険料や手数料などの費用も発生します。購入後も、駐車場代やガソリン代、修繕費などさまざまな費用が必要になるのです。
自社ローンを組む際には、初期費用と維持費用を考慮した金額で借り入れをしないと後から払えなくなってしまうこともあります。もし払うことができなくなってしまったら保証人に負担がかかることになります。負担をかけないためには、自分の資金と必要な費用を把握し、無理なく月々払える金額をしっかり決めなくてはいけません。
自社ローンの審査で見られているポイントと審査に通過させるためのポイントについて紹介しました。自社ローンを利用するには、個人の属性情報と過去にトラブルがなかったかが重要です。安定した収入があり返済能力があることと、他社での借り入れがないこともポイントとなっています。収入や借り入れについて不安がある場合でも、通過するための対処法がありますので参考にしてみてください。注意点についてもしっかり考慮しながら、ご自身に最適な方法を選択するようにしてください。