オートローンより短め?自社ローンの支払い回数の目安をチェック!
自社ローンを考えている方にとって「オートローンよりも支払い回数が短いのか」というのは気になるポイントでしょう。結論からいうと、自社ローンはオートローンと比べて支払い回数の上限は短めに設定されています。この記事では自社ローンの支払い回数の目安と、支払い回数を増やす方法について解説していきます。
自社ローンの支払い回数の目安
そもそも自社ローンの支払い回数の目安はどのくらいなのでしょうか。一般的なオートローンと比較して自社ローンの支払い回数の上限は短めに設定されています。オートローンが平均して36回から72回払いであるのに対して、自社ローンは12回から36回払いが一般的です。その理由は自社ローンを提供しているのが金融機関や信販会社ではなく、中古車の販売店自体だからです。
自社ローンはアルバイトや非正規雇用であっても、過去に金融トラブルがあっても、一定の条件さえ満たせば審査に通るので、購入者にとって非常にありがたいものです。販売店にとっても、すぐに資金を用意できない購入者に商品を買ってもらうことができるので商売上のメリットがあります。
一方で、非正規雇用で将来的な収入が保証されていない場合や、過去に金融トラブルがあったなど通常のローン審査では通らないケースでもローンを組めるということは、一定の不払いリスクを負うことになります。極端な話、今は仕事があっても3年後には仕事がないかもしれません。そこでリスクを最小に抑えるために支払い回数を短くしているというわけです。
自社ローンの支払い回数は増やせる?
では自社ローンの支払い回数は増やせないのでしょうか。実はいくつかの条件がそろえば支払い回数を増やしてもらえる場合があります。具体的にどのような条件で自社ローンの支払い回数が増やせるのか、見ていきましょう。
保証人を用意する
支払い回数を増やすための条件のひとつは保証人を用意することです。前述したように、自社ローンの支払回数が少ないのは販売店側のリスクを抑えるためです。そのため、保証人をたてて万が一の場合の不払いリスクを少なくしてあげれば、支払い回数の交渉が可能になる場合があります。保証人は親や兄弟などの親族にお願いするのが一般的です。事前にしっかり説明して承諾してもらいましょう。
頭金を支払う
頭金を支払うということも支払い回数を増やす条件になります。頭金を多めに払っていれば、残りの返済額が少なくなる、つまり貸付金額が少なくなるので販売店のリスクは減ります。また信用の面でも、頭金を用意することは有利に働くでしょう。
必要書類をそろえる
審査に必要な書類をそろえるのは当たり前といえば当たり前のことですが、事前に漏れなく書類を用意してくる人は、それだけ信用してもらえる確率が高くなります。アルバイトでも長く勤めていることがわかる給与明細や、源泉徴収票を用意すると信用度がぐっとアップします。預金が一定以上程度あるひとは残高証明書や、残高照会書を持参すると有利に働く場合があります。
きちんとした印象を与える
審査のときに、きちんとした印象を与えることも大切です。「そんなこと?」と思うかもしれませんが、審査をするのは機械ではなく人間なので、最後は印象がものを言います。なるべく清潔な格好をして、話すときもしっかり目を見て話すだけでも相手からの印象はかなりよくなります。
どうして支払い回数を増やしたいのか、どのような返済計画を考えているのか、誠意をもって説明していきましょう。「信頼できる人物だ」と相手が判断すれば支払い回数の相談にも応じてくれる可能性があります。
支払い回数を増やしたい場合は販売店に一度相談してみよう
販売店にとっても、商品を売りたい気持ちがあります。お客さんが自社ローンの回数がネックで購入に踏み切れないのであれば、ある程度は譲歩して相談にのってくれる可能性はあります。
そのためにも「このお客様は最後まで返済してくれる」という信頼を得ることが大切です。しっかり準備したうえで審査にのぞみましょう。ただし、高級車など一定以上の価格の車の場合は支払い回数の上限が明確に設けられている場合もあるので、販売店に確認しましょう。
自社ローンの支払い回数は平均12回から36回と、他のオートローンに比べて半分くらいの期間である場合が多いです。しかし、販売店によっては条件次第で支払い回数の相談に応じてくれる可能性もあります。アルバイトであっても長く勤めていることや、預金が一定額以上あることなども条件の一つですので残高証明書などを用意しておくとよいでしょう。保証人をたてて販売店のリスクを軽減するのも手です。必要な書類を準備したら、できるだけきちんとした格好と話し方で審査にのぞみましょう。ここまで準備すれば支払い回数を増やす交渉にも応じてくれるはずです。まずは販売店に相談してみてください。