中古車を購入する店舗によって違う?自社ローンを利用する流れを確認!
中古車を購入する際に利用することが多い自社ローンですが、仕組みについて理解していない人も多いのではないでしょうか。この記事では、自社ローンを利用する際の流れや、どのようなメリットがあるのか紹介していきます。注意しなくてはいけないポイントもいくつかありますので事前にしっかり理解しておきましょう。
自社ローンを利用する流れ
自社ローンを利用することを決めたら、どのような流れで契約するのか紹介します。自社ローンは、中古車を購入する店舗で手続きを行います。手続きの際には、必要書類を提出します。
用意する必要があるものは3点あります。運転免許証、印鑑、収入が証明できる源泉徴収票や確定申告書などの書類です。収入が証明できる書類は、直近のものと住所が記載されているものを用意しましょう。自社ローンは中古車販売店で独自の規約が用意されている場合があるので、この3点以外のものの提出を求められることもあります。
また、頭金や保証人についての情報や書類が必要になることもあります。契約の流れや、審査にかかる日数などは販売店によって異なりますので不安な方は事前に確認しておくとよいでしょう。
自社ローンはメリットがたくさん!
自社ローンにはたくさんのメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか紹介していきます。
審査に通りやすい
一般的なローンの審査に通らなかった人や、住宅ローンを組んでいたり借り入れがあったりする人でも、審査に通る可能性があります。自社ローンは、販売店で審査基準を設けています。
過去の信用情報が影響されることもありません。審査の際にチェックされるのは現在の収入ですので支払い能力があれば問題ないことが多いのです。一般的なローンだと審査に通りにくい自営業の人やフリーターの人でも安定した収入があれば審査に通ることができるでしょう。
金利がつかない
一般的な自動車ローンの場合、7%程度の金利がつきます。しかし、自社ローンには金利がつきません。中古車販売店は金融機関ではないので、金利を設定することができないのです。金利がつかないので総支払額が分かりやすいこともメリットといえます。しかし、金利はつかなくても手数料や保証料を支払う必要はありますので注意が必要です。
手続きがスムーズに進む
自社ローンは、販売店で審査を行うので時間がかかりません。一般的な自動車ローンの場合は信販会社を通さなくてはいけないので1週間程度かかります。自社ローンは短い期間で審査が終わりますので納車までスムーズに進みます。早く車が欲しいと考えている人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
自社ローンで中古車を購入する際に注意するべきポイント
自社ローンを利用するとメリットもたくさんあるのですが、注意しなくてはいけないポイントもいくつかあります。後悔しないためにも事前にしっかり把握しておくことが重要です。詳しく紹介しますので参考にしてみてください。
保証人が必要
自社ローンで中古車を購入するには保証人が必要になることが多いです。一般的には両親や配偶者、兄弟などを保証人とします。返済ができなくなってしまった場合、保証人が代わりに返済しなくてはいけなくなります。保証人に負担をかけないためにも、無理のない返済額を設定する必要があります。
手数料と保証料がかかる
金利つかないというメリットを紹介しましたが、手数料や保証料を請求される場合がほとんどです。金額によっては金利相当分が必要になってしまうケースもあります。事前に他のローンと比較しておくとよいかもしれません。
所有権は販売店にある
ローンの返済が終了するまでは、車の所有権は中古車販売店にあります。そのため、返済が滞った場合は、販売店に引き上げられてしまうことも考えられます。またローンの返済が終了するまでは車の売買も行えませんので注意が必要です。
高級車はローンが組めない
中古車であっても高額な車は自社ローンが組めない可能性があります。販売店が費用を立て替えることになるので、リスクが大きくなるからです。販売店によっては、自社ローンには金額に制限を設けている場合もあります。自社ローンで高級車を購入したい人は、頭金を用意することで審査に通せることもありますので、まとまった資金を用意しておきましょう。
支払い回数が少ない
自社ローンは、一般的なローンと比べると分割払いの回数が少なく設定されています。その分、月々の支払い額が多くなるので負担になってしまいます。月々の支払い額を少なくした人にはおすすめできません。
自社ローンは、審査に不安がある人やできるだけ早く車が欲しいと考えている人にとってはメリットが大きいといえるでしょう。しかし、メリットだけを考えて申し込んではいけません。総支払額が多くなり損をしてしまったり、欲しいと思った車は自社ローンを組めなかったりなど注意しなくてはいけないポイントもたくさんあります。総支払額や支払い回数を考慮し、無理のない返済スケジュールを組むようにしましょう。