スポーツカーを自社ローンで購入する際に注意するべきポイントとは?
車好きの方なら「いつかは所有したい」と憧れるのがスポーツカーでしょう。近ごろ人気のコンパクトカーやミニバンに比べると価格も高額になるため、購入の際はローンを組むことを考える方も多いでしょう。そこでこの記事では、スポーツカーを自社ローンで購入する際の注意点やポイントをお伝えします。
スポーツカーを自社ローンで購入することは可能?
洗練されたデザインと力強い走行で、多くの人を魅了するのがスポーツカーです。独特のエンジン音やコックピットを思わせる内装も魅力です。運転席に座ってハンドルを握り、車を発進させると、路面に吸い付くような走りに胸が高鳴ります。
ただ、価格が低めに設定されているファミリータイプの車と比較すると、当然値段は高くなってしまいます。そのため、スポーツカーを手に入れたいなら一括での支払いではなく、ローンを検討することになるでしょう。車を購入する際のローンには、信販会社や銀行を通すカーローンのほかに、自社ローンという選択肢があります。自社ローンとは販売店独自の審査によって組むローンです。カーローンは金融商品としての側面がありますが、自社ローンは車の代金を販売店が立て替え、購入者が分割で販売店に返済していく仕組みになっています。
そのため、カーローンで重視される収入や年齢、雇用形態、負債の有無などに左右されず、ローンを組みやすいという特徴があります。ただ、スポーツカーは販売価格が高額となるため、自社ローンであっても審査が通りにくいという傾向があります。つまり、自社ローンでスポーツカーを購入することは可能ですが、ファミリータイプの車を購入するのに比べると、審査を通過するのは難しく、対策が必要になるのです。
スポーツカーを自社ローンで購入する際に注意するべきポイント
スポーツカーは、快適な走行を実現するため、高性能なモーターやエンジンを搭載しています。つまり自動車メーカーの英知の結晶でもあるため、価格も高額になります。ただ、自社ローンでは150万円を超える車に関しては対象外になっている販売店も多いので、事前に確認が必要です。
また自社ローンで車を購入した場合、支払いが完了するまでは車の所有者は販売店になります。憧れのスポーツカーに乗ってはいるけれど、完済するまでの名義は販売店ということになってしまうのです。加えて、自社ローンで購入できる車は基本的に中古車なので、もし手入れの行き届いていない中古のスポーツカーを買ってしまった場合、ローンを完済する前に故障してしまうリスクもあります。
万一、購入したスポーツカーが走行不能になったとしても、自社ローンの支払いが免除されるわけではありません。車はないのに支払いだけが残ってしまうという、悲しい結果もあり得ることを念頭に置いておきましょう。そして、スポーツカーは高性能のエンジンを積んでいるがゆえに燃費も悪く、維持費が高くつく傾向にあります。ローンの支払いに加えて、想定外の維持費がかかることも留意が必要です。そういったリスクも踏まえたうえで、スポーツカーの購入を検討することが大切です。
自社ローンの審査に通りやすくするコツ
自社ローンはカーローンほど審査が厳しくないとはいえ、スポーツカーを購入する場合は、一般的なファミリータイプの車を購入するよりも審査が通りにくい傾向にあります。そのため、支払いに関する販売店からの信用を高めることが必要です。信用を高める手段として挙げられるのが、頭金を用意することです。
自社ローンでは頭金が必要ない場合も多いのですが、スポーツカーの購入となると話は別で、支払い能力をアピールするためにも、頭金を用意したほうが有利です。そういった意味では、保証人を立てるのもひとつの手です。保証人を引き受けてくれる人が見つからない場合は、保証会社を利用する方法もあります。
ただ、その場合は保証会社への手数料が発生するので、その費用も含めて予算を組む必要があります。また、不動産などの資産がある場合は、自社ローンの審査が通りやすくなることもあります。不動産があれば、万が一支払いが滞ったとしても不動産を処分するなどして資金を確保できるため、信用につながるのです。
このように、スポーツカーを購入する際に自社ローンの審査を通過するためには、販売店から「支払い能力あり」と信頼されるような対策をとることが大切です。
まとめ
真の車好きなら、人生で一度は所有したいのがスポーツカーでしょう。計算しつくされた重量バランスや、高い路面追従性、うっとりするような美しいデザインは魅力的です。一台一台に歴史と美学が詰め込まれ、所有するだけで車好きの心を満たしてくれます。また、強力なブレーキを備えるなどの、高い安全性もスポーツカーの特徴です。ただ、ファミリータイプの車と比べると価格が高くなるので、自社ローンで購入を考えている場合には、維持費や故障の可能性も考慮したうえで検討しましょう。さらに、自社ローンの審査のために、信用を高める対策も必要です。まずは頭金の有無や保証人について、不動産など資産の所有状況も含めて、販売店の担当者に相談することをおすすめします。